デイサービスのリハビリとは

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     今回はリハビリ特化型デイサービスの本質に気づかされた出来事を紹介したいと思います。
     70歳代男性のお客様。主な疾患は脳梗塞ですが、普段から両手にごみ袋を持ってごみ捨てに行き、休みの日には30分自転車を漕いで趣味のソフトボールに通われています。
    デイサービスに来られても、運動を活動のメインにされており、プリントを提供してもなかなか長続きせず、運動量の増加を求められる事が多くなっていました。
    そんな中、担当の言語聴覚士より計算問題がだんだんと難しくなっているため、デイでも実施して欲しいという依頼がありました。
    その依頼をきっかけに、一概に計算プリントと言えども、どんなものがいいかをスタッフで検討する事にしました。
    まず試しに出したプリントは、やはり長続きせずご自宅に持ち帰られようとされました。
    今までと同様にここで、私達ができないと判断してしまえば、このお客様は計算問題が好きではない、長続きしない。と考えたかもしれません。
    しかし、フロアスタッフはなぜ持ち帰ろうとされるのかという行動から見直し、計算の中でも何が苦手としているのかを、関わりながら情報を共有してくれました。
    また、リハビリスタッフも今までは身体機能にアプローチしていましたが、この日から個別リハビリの時間で高次機能の評価を行い、フロアスタッフと連携をとりながら、お客様ご自身が喪失感をもたずに集中してプリントに取り組める方法を一緒に模索してくれました。
     こういった関わりを経て、このお客様は少しずつ集中してプリントに取り組めるようになり、できるようになったことが自信に繋がり、拒否も見られなくなっています。
    私は責任者であると同時にリハビリスタッフですが、リハビリ=運動という概念を知らず知らずのうちに持っていたのかもしれません。
    思い返してみると、身体機能の問題より、注意が散漫であったり状況把握が難しい事が生活に支障をきたしていたように思います。
    実施されたプリントを見返すとまだ間違いはありますが、答え合わせのコメントにスタッフ1人1人のお客様への思いがあふれていて、とても嬉しくなりました。
     リハビリ特化型ということでどうしても身体機能にばかり目が向きがちですが、お客様がその人らしく生活できるように支援していくこと、「やる気」を引き出せる事業所を目指し、チーム一丸となって日々精進していきたいと思います。

    デイサービスセンターアルフィックセカンド
    中西 理栄


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