訪問看護師は心配性

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    お客様のところへ訪問に伺うと、大抵の方に一度はこう言われます。
    「たくさんの荷物を持って大変ね。重そう」と。
    その度に「何かあっては困るので」と苦笑いをすることになります。
    そんなに重そうですかね。

    では、実際どれだけの荷物を持ち運んでいるか、中身を取り出してみましょう。



    皆さんがすぐに思い浮かぶであろう、体温計や血圧計や聴診器などの所謂バイタルサインを測定するための物品。怪我や褥瘡などの処置をするための消毒やガーゼ、防水フィルムやテープ類。体の色々な場所を触るので、手袋も必需品です。爪を切ったり耳掃除をする物品も用途に応じて様々用意しています。ここには映っていませんが、手指消毒用のアルコールやマスクは常備しています。その他に尿パッドにごみを入れるビニール袋・・・。医療用の物でないものも、いろいろそろえています。そして、それらを入れているのが、写真の上部にわずかに写っている弊社オリジナルの訪問バックです。倉敷帆布を使用し、デザインもおしゃれです。帆布なので丈夫ですが、大きな分重いのがやや難点。さらにこれだけの荷物。本当に重いのか、測ってみましょう。

    ・・・カバン込みで、4.4kg。

    聞いただけで、肩こりが。腰にもきそう。

    特に私は基本的にネガティブな性格のため、人より種類も量も多くそろえている気がします。
    でも、これだけの物品をそろえるのは「何かあったら困るから」
    私たち訪問看護師は、常にもしもの事態に備えています。訪問に伺った際、どこか傷はないか、褥瘡はないか。足の様子は?心配で仕方ありません。
    訪問させていただく場所は医療機関ではないので、当然病院のように専門の道具などがそろっているわけではありません。もちろん家の中にあるもので事が足りればそれでよいのですが、そうもいかない場合には、これだけの荷物が役に立つのです。処置が出来ない時に困るのは、利用してくださっているお客様やご家族です。そのことを念頭に行動するのが、訪問看護師として当然の行為だと思っています。

    今日も重たいカバンを引っ提げて訪問へ伺います。
    ですから重そうなカバンを見ても、「あの人心配症だね」と苦笑いで見過ごしていただければと思います。



    訪問看護ステーションキャスト
    田村 麗恵

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